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Summa Cum Laude
Study Medicine Abroad

We are now Doctors! (2019)
海外の医学部という選択肢がどんどん増えてきました。
ハンガリーを初めとして、チェコ、ブルガリアなどの中欧や中国などです。
斡旋業者もありますが、業者を使わないという選択もあります。
私の場合は業者は不要でしたので、貴重なお金を節約するためにも、業者を使
わずに入学しました。
当方、海外の医学部で学び卒業したという経験上、以下のような知り合いがいます。
- ハンガリー 医学部、多数
- チェコ 医学部 在学(日本人、外国人)
- ブルガリア 医学部 卒業 (日本人)
- ルーマニア 医学部 在学 (外国人)
- スロヴェキア 医学部 在学 (外国人)
- 中国 医学部 卒業 (日本人)
ほかにも、私が直接の知り合いがいるわけではないですが、以下のような医学
部も選択肢としてあるようです。
- ウクライナ
- フィリピン
- イギリス
- オーストラリア
- アメリカ
(リンク集)
海外の医学部は、どんどん実績が出て来ています。日本の医師免許も取得する
ことをお考えの方は、国の選択をするにあたっては以下は
確実に確認しておくことをお勧めします。
- その国の医師免許が取れること。
- たとえば中国では、医師免許は卒後実習1年の後となります。
その場合、中国の医学部を卒業しても、日本の国試の受験資格を得ることはできず、卒後実習1年後となる
中国の医師免許を取った後となります。北京大学の医学部は6年生ですが、この条件は同じです。つまり、
卒後実習1年は必須となり、最低7年かかることとなります。
- 専門教育の時間数(体育、語学など医学と関係のないものは除く)
- 6年制の場合、4,500 時間以上
- 5年制の場合、5,500 時間以上
- ポーランドの一部の大学が5年制だと聞いたことがあります。1年短いという理由で飛びつくと
この条件に引っ掛る恐れがあるため要注意です。
この条件を満さない場合、厚生労働省の書類審査で予備試験に回されます。予備試験は合格率が低い上に、
合格したあとも1年の臨床実習も課されますので十分ご注意ください。(卒業後の1年は長いですよ。)
たとえば、こんな例(中国)があるようです。
卒業後、日本の国試を受ける方のステップはこのようになります。
- 厚生労働省の書類審査は提出した書類に基いて厳格に行われます。
- 認められると、日本語診療能力試験を受けることができます。
- そして、最後が医師国家試験です。
日本の医師国家試験の合格者が出てから希望者/入学者が一気に増えました。
しかし、その一方で、厚労省でも課題として認知されています。以下が厚生労
働省の公式の見解となりますので、ご注意ください。私も含めて日本の国試の
受験/合格の実績が出ているのは確かですが、いつ何時受験が認められなくな
るかもしれないということです。
-
医師国家試験受験資格認定について(厚生労働省)
- 最近、卒業後に日本の医師国家試験の受験資格が得られる旨認可を厚生
労働省から受けていること等を示して、外国の医学校への入学を勧誘する広
告を行っている例が見受けられますが、厚生労働省は、外国の医学校を卒業
した方から、医師国家試験の受験資格認定の申請があった後に、当該申請者
個々人の能力や、当該申請者が受けた教育等を審査することとなっており、
海外の医学校等に対し、当該医学部の卒業生への医師国家試験の受験資格を
一律に認定することはありません。
- このため、こうした外国の医学校等を卒業されても、日本の医師国家試
験の受験資格が認められないことが十分想定されますのでご注意下さい。
-
海外の医学部卒で医師になるルート、「議論をしていく必要」と厚労省の佐々木課長
一方で、以下のようにハンガリーの医学教育を高く評価する論文もあります。
こういった点も留意した上で、ご検討されることをお勧めいたします。
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